専属のメンテナンス技師としてご指定をいただきました(二胡奏者 原田サトシ様)

 今春より、二胡奏者「原田サトシ」様より、二胡メンテナンスに関する専属技師として御指名をいただきました。

 こちらの投稿にて、ご紹介をいただきました!ありがとうございます。

 文面にあります「二胡の変態」とは、私にとっては最高の誉め言葉でもあります(笑)。

 

 

 

 プロの楽器を専属に扱わさせていただくこと。この責任は、とても重く受け止めております。預かる楽器の最高のポテンシャルを引き出すために、惜しみない努力をしていきたいと思います。

 

 専属のメリットとしては、「その楽器の性格を熟知できること」に尽きます。

 日々の単発のメンテナンス業務では、その瞬間のコンディションに対して、その場にある引き出し(道具)で対応をします。私の場合は、ご依頼者が感じている問題点や、音色の「こうしたい」をしっかり聞いて対応するため、1本あたり最低でも1時間はかけますが、それでも後で「(例えば)こんな駒があったら、もう一歩追い込めたかな」と思うときもあります。

 一方、専属メンテナンスとなれば、日頃の情報交換の機会も増え、ご依頼の二胡に対面する時間も、長時間(長期間)に渡ります。そのため、より濃くご依頼者のニーズを把握でき、また、1年を通しての二胡の特徴の把握も可能となります。よって、それに合わせた引き出し(道具)を熟考する時間や、あるいは新しくモノを製作をして対応する期間も確保できます。

 

 専属のご依頼を頂くに際し、最も需要なのは相互の信頼関係ですね。信頼がなくては、お互いに要求を忌憚なく伝え、調整の方向性を議論していくことができません。

 いただいた信頼に応えられるよう、これからも、二胡技術者の責務としての二胡奏者や二胡愛好家を支える縁の下の力持ちとして、「裏付け、根拠」のある発想・技術で、頑張ってまいります。

 

どうぞ、二胡専門店red Bridgeを、よろしくお願いいたします!

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