標準馬尾の入れ替えに伴い、弓毛交換料金を改定します(雄馬尾)
みなさま、こんにちは。
弊社では、手に馴染んだ弓を使い捨てにしないために、二胡弓の毛交換サービスを行っております(弓毛交換の詳細はこちら←)。
2021年4月現在、弓毛交換には、長さが1m程度ある無漂白の高品質馬尾を「①標準」として、「②上級」、「③混合」を含めて全3種のラインナップで展開しております。
このうち、「①標準」の馬尾について、さらに質が高い雄馬尾を採用することとし、料金を6,600円(税込)から8,800円(税込)に改定させていただきます。
弓毛として求められる質が高い馬尾の条件としては、
・無漂白であること(これは最低条件ですね)
・繊細な白馬の毛であること
・キューティクルがしっかりした雄毛であること
・1m程度の十分に長い毛であること(弓の毛束の太さが、弓先と弓元で一律となるよう)
弓毛の入れ替え、価格改定は、2021年の夏頃を予定しておりますので、旧価格でのご依頼をご検討の方は、ぜひお急ぎくださいませ!!
新しい標準馬尾は、「二胡弓職人・王小迪先生」に、弊社のために厳選・推薦していただいた「無漂白の白馬尾-雄毛-長さ約1m」ものになります。大事な弓を、従来よりもさらにコンディションで使い続けていただきたい、という思いが王先生に届き、特別に仕入れさせていただくくとになりました(毛の選定は大変重要な技術なので、職人自身が選んだ毛の販売は、通常は行われてません)。
はじめまして。
この度、千斤をお世話になりました。
ありがとうございます。
さて、二胡弓の購入を考えております。
一番お気に入りは、王小迪先生の弓で
細く柔らかく、無漂白馬毛で質の良い弓です。
同じような弓があれば、購入し
今 ある弓の張り替えも、
お願いしたいと、思っております。
Sさま
こんにちは。red Bridgeの高崎と申します。
千斤については、こちらこそお世話になりました!
弓について、ご回答させていただきますね。
王小迪先生の弓は、1種類の竹でも断面直径がおおまかに4区分あります(弓の重さや弾力の程度に関係)。
以下のどの種類の竹でも、太め固めから、細め柔らかめまで、おおむね在庫がありますので、選ぶことが可能です。
弓の種類は、おおまかに以下の5種類があります。
極品 紅湘妃竹(弓全体に2~3の節が均等に入り、均一なしなりとコシの強さが特徴)
極品 無節弓(弓全体に節が無い貴重な竹です。均一に大きくよくしなり、運弓がなめらかです)
臻品 鳳眼竹(弓全体に2~3の節が均等に入り、均一にしなります。湘妃竹より柔らかいです)
臻品 紅竹(伝統的な材料で、持ち手部分に節が1つ入ります。しなり、弾力、運弓の滑らかさともにバランスが良いです)
精品 紅竹(基本性能は臻品紅竹と同じですが、節の位置が臻品にくらべてやや先端寄りにあり、この部分の曲がりが硬めになります)
毛の種類は、おおまかに以下の2種類があります。
・無漂白 白馬尾 (精品ランクの弓に使用)
・無漂白 白馬尾 雄毛 (極品・臻品ランクの弓に使用)
現在お使いの弓の種類
今回探されている弓に求められる性能(ご希望の竹の種類)
などを教えていただけましたら、よいものをアドバイスさせていただきます。
また、次の入荷で王小迪先生から
・無漂白 白馬尾 雄毛 (極品・臻品ランクの弓に使用)
を仕入れさせていただき、弊社ではこれを弓毛交換に使用する標準馬尾としますので、
毛質につきましてはご安心ください!