陸林生製 低音二胡のこだわりポイントをご紹介
みなさま、こんにちは!
今日は、林生二胡の「低音(二泉)二胡」について、製作上のこだわりポイントの1つをご紹介いたします。
2本の二胡が映った画像、どちらが二泉二胡かわかりますか?

正解は、向かって右側になります。
ぱっと見、違和感を感じた方、なかなか玄人です。
陸林生製の低音二胡は、正六角形じゃないんですね。やや横に広げ扁形にすることで、振動面を拡大しています。
なぜか???
それは、低音二胡で泣き所の、ハイポジション音の鳴りを良くするためです!
理屈は、弓で弦を擦る位置と駒との距離(A)にあります。駒から測って、Aの7倍の場所の音が最も響く良い音色になります(技術書より)。つまり、Aの距離が近いほど(近すぎてもダメですが)、より高音の鳴りがよくなります。ある演奏家が横に楕円形の二胡を使用しているのはこのためだと考えられます。
低音二胡は、太い弦から伝わる波長の長い振動を受け止め、それをしっかりと共鳴させる容積が筒には必要です。
容積を確保するとき、よく見る低音二胡では、正六角形のまま振動面を大きくするものが多いです。しかし、そうするとAが離れて遠くなってしまい、高音の響きが鈍くなります。一方、林生二胡の低音二胡は、Aを変えずに(縦方向には広げず)横に広げているため、二胡と同様、高音までバランスよく響く音色が得られます。
六角形をわずかに扁形に仕上げる。これって、製作工程からみれば、かなり手のかかる作業です。陸林生&毕春洪職人のこんな職人魂、私は大好きです!!
機会のある方は、ぜひ、店頭にてご試奏されてください。
お待ちしております。
どうぞ、店頭にてご試奏をお待ちしております!
