きしめん状の千斤線
「きしめん状」千斤線 をご紹介いたします。
今日は、福岡市内のお客様から、ご予約にて二胡のメンテナンスを承りました。
もちろん、諸々のコロナ対策を万全に図っての対応となります。
どうしても二胡の開放弦ノイズがひどく、どうにかならないか・・・とのご相談でした。
諸々の調整を、1つずつ効果を確認しながらの作業となりましたが、その調整の中の1つに「千斤の交換」を提案させていただきました。
二胡の駒の重要性はかねてよりご紹介しているところですが、千斤は上駒ともいわれ、駒(下駒)と同様に、開放弦演奏においてはとても重要な役割を担っています。単なるヒモではありません。
千斤線はいろんな種類を目にしますね。白色綿糸、オレンジの化繊糸、タコ糸、ダイニーマなどなど。今回はもともと毛糸のような柔らかい糸が巻かれておりました。
これを、王小迪先生から薦められた「きしめん状」千斤線に交換してみました。この千斤線は自分の二胡ではノイズ低減効果確認済みでしたが、お客様の二胡に取り付けた結果、やはり開放弦のノイズがかなり改善されたことに加え、音色に張りが出て音量が大きくなり、驚いた!との評価を頂きました。
理屈ですが、私は以下のように考えており、王小迪先生も、「知り合いの二胡の先生も同じことを言っていた」とのことでした。
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通常の糸は断面が円形ですね。
このきしめん状千斤線の断面は円形ではなく、平らです。
よって、弦に巻き付ける部分において、弦に対して糸が「面」で接するため、
巻き付けた部分の糸と糸の間に隙間ができず密着性が高く、
指で弦を押したときの音色に近くなり、開放弦にノイズが乗りにくくなります。
<イメージ>
通常の千斤線 〇〇〇〇〇〇 だと、糸と糸の間に隙間ができる。
きしめん千斤 ロロロロロロ だと、糸と糸が密着し、隙間ができにくい。
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今回の調整では、お客様の「こうしたい」に1歩1歩確実に音の変化として応えることができ、私もうれしかったです。
よろしければ、一度試してみてはいかがでしょうか?
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※糸が平ら(リボン状)であるため、棹と弦に、糸が捻じれないよう隙間なく巻くことで最大の効果が得られます(下記画像参照)。
※当店のメンテナンスで取り付け可能ですので、ご自身での作業が難しい場合はご相談くださいね!

